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王龍禅寺の磨崖仏・十一面観音菩薩像にご対面して来ました。

      2015/09/09

海瀧山王龍寺(王龍禅寺とも言う)は、奈良市の西部にあって北に「あすかの台」の新興住宅地、そして南には飛鳥カンツリーのゴルフ場に挟まれた場所に立地しています。もちろん昔は山また山の山中にあって、江戸時代に刊行された「大和名所図会」に「海瀧山王龍寺」と記されています。詳細をお知りになりたい方は、王龍禅寺のご本尊である磨崖仏十一面観音菩薩像(建武三(1336)年)の見学をお申し出になると、同寺のパンフレットがいただけますので、そちらをご参照ください。待てない方は、当ブログの記事をどうぞ。

海瀧山 王龍禅寺 案内 
王龍禅寺案内

地図:クリックで拡大


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ストリートビューが近づけない場所

本尊・十一面観音磨崖仏には以前から興味があっていつかは訪問したいと思っていました。富雄駅から歩いて行けば良いということは、なんとなくわかっていても、その続きが問題です。往路のルートを戻って富雄川沿いに北上するのは面白くない。さりとて、ここ一か所だけの見学ではもったいない。何か妙案はないものかと思案していると、、、

昨年のミスルートを思い出す。
map

ポイントは黄色の丸囲みの地点。ここまで車道を歩けば、矢田丘陵北部の遊歩道に合流できます。問題は車道の様子です。飛鳥カンツリー倶楽部の専用道路だとしたら、通り抜けできるかは怪しい。実際、ストリートビューは、この地域を撮影していません。周囲の住宅エリアはくまなく撮影しているのと対照的。

矢田丘陵の北部遊歩道へのバイパスルート
矢田丘陵遊歩道

ヤマレコにも記録はないし、突っ込むしかないか。というワケで十一面観音さんにご対面した後は、矢田丘陵目指して「歩け歩け」です。人通りや車の通行量の少ない舗装路で、ゴルフ場内以外は自由に歩くことができました。フツーの一般道です。

ドンデン池から矢田丘陵を南下する。

ヤマレコ(2015.09.05)

Screenshot of www.yamareco.com

王龍禅寺から矢田丘陵縦走(ドンデン池~榁木峠~松尾山~白石畑~平群) [山行記録]

矢田丘陵の北部遊歩道は昨年の同時期に歩いていますので、十分様子が分かっていました。早めに昼食を取ろうと場所を物色しながら歩きましたが、ベンチはあっても屋根がない。結局、椚峠を越えて榁木峠近くまでへとへとになりながら歩いてようやくお昼にありつきました。暑い季節は要注意です。

椚峠から生駒山を見る。
椚峠

榁木峠以南は何度か歩いているものの、枝道ばっかりあるいてしっかり縦走をしたことがありません。そこで、小笹の辻から国見台までノンストップ。上空でゴロゴロ鳴るのが、ジェット機の爆音なのか、雷が近づく音なのかが分からず、何度か雨雲レーダーを確認しました。矢田丘陵はau/KDDIの電波がよく届いて、たいていの場所でデータ通信が可能でした。先月契約したmineo(マイネオ)が大活躍です。

iPhoneのアプリ「山カメラ。」で天理市方向を撮影。
山カメラ。

松尾山の三角点を確認して、白石畑へ歩を向け帰路につきます。白石畑でのお目当ては棚田の様子。矢田丘陵の棚田もずいぶんと放棄地が目立つようになりました。しかし、ここ白石畑は広大な棚田が広がるエリアです。

白石畑。かんぴょうが沢山収穫されていました。G+
白石畑

途中で興味深い道標を発見。平群谷へのショートカット・ルートのようです。ちょっと荒れた感じがしますが、十分興味はそそられました。平群谷もいずれは歩きたいので、ここから下りで挑戦しますか。

興味をそそる道標
平群渓谷

古(いにしえ)の通学路入口も発見しました。まだ、法隆寺まで通して歩いたことがないので、このルートも要チェック。矢田丘陵では、「平群支線の鉄塔めぐり」「滝寺跡磨崖仏」「平群渓谷」が今後のキーワードとなります。

王龍禅寺のご本尊「磨崖仏・十一面観音菩薩像」

十一面観音(磨崖仏)G+
十一面観音菩薩

見学に際してちょっと二言、三言。普段の本堂は施錠されています。朝のお勤めなどでたまたま空いていることもあるようです。見学時は社務所で申し出をすれば、お寺の方が開錠していただいて、説明もしていただけます。その際、パンフレットも配布されました。すべて無料です。

手水に設置されたウォータークーラー
手水

本堂前の手水にはウォーター・クーラーが設置されていて、参拝者に対する配慮が感じられました。ご本尊以外にも参道を取り巻くコジイ林や南門そばのヤマモモの大樹も素晴らしい。これらはすべて奈良市の指定文化財となっており、周囲の開発されて自然が破壊されていく中で、ますます貴重な存在となるでしょう。

ヤマモモの木(樹齢300年、天然記念物)G+
ヤマモモ

ヤマレコにちょっと苦言を書きましたが、こんなに気持ちよく石造遺物を見学できるのは珍しい。是非、マナーを守っていただきたい。と同時に、感謝の気持ちも忘れないようにしたいものですね。

では、また。

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