ふぁんトントのブログ

Explore IKOMA Mountain Range with Virtual PANO Tours, Enjoy them as if you are there.

*

鬼取山と天照山

      2015/04/03

front2

今年大変お世話になった「石仏の辻」(ウォーキング娘)

スポンサーリンク

http://sekibutuwalk.blog99.fc2.com/blog-entry-348.html

2014 11 東生駒から 矢田丘陵縦走 法隆寺まで 石仏の辻


↑こちらの記事トップで掲載されている写真が気になりました。

榁ノ木峠付近から見た生駒山系です。
遠景で暗峠と髪切(こぎり)峠を明示されています。
大阪側から見る風景とは随分印象が違います。

201
大阪側(池島8丁目付近から)

この撮影場所では、暗峠付近は手前の山に隠れて見えません。
もう少し北上すると、正面に暗峠が見えるはずです。

202
休憩所

この場所はお気に入りの撮影スポットです。
南北に連なる生駒山系を見渡すことができます。

そして、この近くにお年寄りが集う休憩所があります。
ブルーシートの屋根に木製ベンチだけの簡易施設。

冬はドラム缶ストーブで暖を取り、夏は簾で陽よけ。
いつもたくさんの方々が、将棋に興じておられます。

そして、前は恩智川が流れ、後ろは広々とした田んぼ。
中河内では珍しくなった景観が広がる場所なんです。

そんなこの地にも、つい最近変化が出てきました。

203

ソーラーパネルが田んぼに取って代わりました。
後継者不足から耕作地が放棄されることは良くあります。

生駒山中で放棄された耕作地をイヤというほど見てきました。
太陽光バブルがついにここまで来たかと言う感じです。

今年の10月に太陽光エネルギーの新規買い取りは中止になり、
各地でトラブルになっているそうです。

池島8丁目の田んぼも最初は写真の場所だけでした。
時代の流れですから少しは仕方がないでしょう。

ところが、最近では休憩所の真後ろの田んぼまでが、
ソーラーパネルの畑に変貌していました。

夏は陽射しを遮り田んぼを吹き抜ける風で涼を取るハズが、、、
来年は熱風が吹き込んでくるかもしれませんね。

随分脱線しました。
石仏の辻で紹介された暗峠と髪切峠に話を戻します。

その前に、ヤマレコの告知。
2014/12/6 生駒山系・「車谷水神宮~こぶしの谷~鬼取山~天照山」

気になったのは峠ではなく、峠の間にあるピークです。
地形図では無名の山。そこが天照山とされる場所。

204
髪切峠から見た天照山

生駒縦走道から髪切峠へ出る手前からよく見えてきます。
峠には阪奈線71号鉄塔が立っています。

生駒縦走道はスカイラインに沿いに並走し、
天照山の東側山腹を通過して暗峠へ。

鉄塔見学の際、その先は「行き止まり」というのが、
これまでの経験値です。(と思い込んでいた)
地形図では、暗峠・髪切峠間に府県境が見て取れます。

map1
地図1

黄色の丸囲みが峠です。
その間のピークが天照山。
何故か「暗峠」の地名が山頂にかけて大きく、
そしてふりがなが山頂を隠しています。

府県境の境界線が北東に曲がってスカイラインに接します。
保守用の点検路があっても不思議ではありません。
今年の夏に軽く下見していました。

205
入口付近(2014.08.30撮影)

8月末のことで、まだまだ暑い日。
虫も多いので、突っ込むのはやめました。
涼しくなるのを待ち、蜘蛛の巣がないことを確認。
ようやく満を持してのチャレンジです。

206
地図ロイドで確認

カスタムマップで予想ルートを作成。
最短ルートで山頂を目指す。

207
ポイントの様子

ポイント到着。踏み跡ヨシ!
このために、体力を温存すべく高尾渓を諦めた。

結論。失敗して退却。
ポイント間違ってました。

突っ込んでから思い出しました。
入口付近には石積みがあったはず、、、

208
イニシャル・アタックは見事で無残な失敗。

夕暮れが刻々と、落ち込んでるヒマなど無い!
脳みそを絞り込んで、8月の記憶を捻り出す。
石積みが成功へのキーです。

209
正しいポイント

ココです。
ちょっとこんもりした場所です。

map2
地図2

地図で再確認。
柿色が歩いたルートです。

青印の場所に石積みがありました。
突っ込んでみると、かなり明瞭な道がありました。
縦走路からは隠れて見えないようになっています。

210
石碑

石積みの付近に近づくと石碑がありました。
残念ながら石碑の文字は読めません。年代も不明。

211
石碑頭部

名号碑なのか、墓標なのか。
山型の頭部には月と太陽が刻まれています。

212
LunarPhaseのスクショ

この日(2014.12.06)は、日の入りが16:46、月の出が16:49。
日の入りと月の出がほぼ同時。しかも満月。
導かれたような気がしました。

間違ったポイントで藪コギしてると押し返されたような。。。
死あれば生あり、生あれば死あり。
輪廻転生、そんな意味でしょうか?

213
多数の標石

石碑から立ち去りがたい思いを振り払って、
明瞭な踏み跡を辿って行きました。
思ったとおりです。予想通り測量の標石が多数散見されました。
近鉄、関電、国調、山林主、混在して賑やかなルート。

214
ルート

ルートは最初はまっすぐ北へ。
途中から右にカーブして北東へ向かう。

215
山頂直前

ほどなくして目前に山頂です。
ここより先は下っています。

216
山頂

山頂をGPSでも確認。
標石が埋設されています。

217
西側

雑木林が遮っていますが、
木々の間から大阪側の景色が見えます。

218
東側

こちらも大阪側と同様な状態ですが、
伐採すると矢田丘陵がハッキリ見えるでしょう。

219
山頂付近

山頂は南北に広く、傾斜も緩やかです。
不自然な大石が転がってる以外は何もない。

そもそもこの山に興味を持ったのは、
この山が旗振り通信に使われていたということです。

旗振り通信については、下記を参照してください。

http://www5f.biglobe.ne.jp/~tsuushin/

ものがたり通信(旗振り通信)

詳しい資料などを提供されています。
旗振り通信に関する遺構が残っていないかと
ひそかに期待していました。

しかし、これだけ広くてルートが緩やかであれば、
休憩所などの施設は不要かもしれません。
気を取り直して、山頂から北へ通り抜けて見ました。

220
鉄塔手前(ヤブを抜けて振り返り)

髪切峠側には、阪奈線71号の鉄塔があり、
明瞭ながら勾配のきつい坂を下るとヤブ。
上の写真を見て「げっ」と思うアナタ。
通り抜けずに来た道を戻ってください。

221
鉄塔横

鉄塔の結界はフェンスに囲まれており、
フェンス沿いがルートになっていました。
これは嬉しい発見かも。

ヤブの区間は3メートル程度。
トゲトゲが厄介ですが、
縦走路を歩くより快適だと思います。

髪切峠・暗峠間はいつでもジメジメしていて、
滑って尻もちをつきそうになります。

ここまで、書いていて気がつきました。
鬼取山についての記述忘れてます。

元航空灯台の建物が現存しているということで、
今回わざわざ立ち寄ってきました。

222
元航空灯台

現在は、近鉄生駒山無線局として使用されています。
コレについては、詳しいサイトがあるので、
そちらにお任せします。ググッてください。

map3
地図3

地図の標点631が独標で鬼取山です。
標点を確認しようと近くまで行くと、
廃墟になっていて進入できません。

223
天体観測所跡

かなり以前から廃墟化している建物です。
最近コンクリートで完全封鎖されました。

224
2009.10.29撮影

この頃なら、標点を確認できたかも。
建物の北西角にあるようです。

というワケで、
今後の山歩きにテーマを一つ追加。

それは、航空灯台の跡地探しです。
三角点、古道、廃道、鉄塔、石仏、航空灯台。
旗振り山は時代が古く、遺構はほとんど現存せず。
航空灯台は完全廃止が昭和41年です。
楽観はできませんが、今なら確認できそうです。

「人間の造ったモノ」が最も美しい。
もちろん、美しくないものもありますがね。

では、また。

 - 山歩き

ad

ad

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

Blog 20161028
「第3回へぐり歴史絵地図Deスタンプラリー」に行ってきた。

当ブログで紹介した「第3回へぐり歴史絵地図Deスタンプラリー」に参加してきました …

光蓮寺
静寂の丹生谷・鉾立で紅葉を独り占め!「妙好人・大和清九郎が歩いた念仏坂」

10月を迎えてようやく秋らしくなってきました。初秋の風物詩だった彼岸花が盛りを過 …

マーキング
美の谷訪問記その1(前編)

平成三年に平群町教育委員会が刊行した冊子を参考に、美の谷を訪問してきました。 美 …

二上山の古道「丁石道」探索記

二上山は京阪神から手軽に登れる低山として、一年を通してハイカーが絶えることのない …

島ヶ原駅
ローカル列車の旅「正林坊山登頂記」

航空灯台跡地探索の第三回として伊賀市長田にある正林坊山を登ってきました。最近はヤ …

野草園
生駒山系の紅葉にモノ想う

今年の生駒山系は紅葉が遅れています。「樹齢200年のカエデ」で名高い髪切山・慈光 …

Google Cardboard
生駒山系で体験した「山怪」な話

「山怪 -山人が語る不思議な話(著者:田中康弘氏)」(以下、本書と言う)という書 …

Blogtitle_20161223
ローカルガイドの行く末を案じながら2016年を振り返る

2016年は「ローカルガイド」に明け暮れました。グーグル先生が提供するサービスは …

blog title 20170301
「生駒山系まるごとハイキングマップ」リニューアルのお知らせ

大阪府民の森を管理する「大阪府みどり公社」は、「生駒山系まるごとハイキングマップ …

SKT01
TORQUE SKT01+ソフトバンク・シンプルスタイルで「山の電波地図」に投稿した

「山の電波地図」は、携帯電話の電波情報をマップで共有できるサイトです。ふぁんトン …