「銀峰(P396)はどこ?」全部入りの二上山にハマる
2015/04/05
写真はトリミングしてます。
ちゃんと全身写ってますから。
オール・イン・ワン・パッケージの二上山
古道、廃道、鉄塔巡視路、古墳、城趾、御陵、行場、石仏、丁石、三角点、神社、仏閣、道の駅に日帰り温泉、そして、桜に代表される季節の花々。
見たいものがてんこ盛りの二上山。全て揃っています。
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ハイキングルートは初級レベルから岩場の急峻な中級レベルまで豊富。
トレラン、ヤブ漕ぎ、岩登り、沢歩き。スタイルを問いません。
地図を片手にルー・ファイも面白そうです。
多くのボランティアで支えられているのが二上山。
当然ですがハマりました。
ヤマレコ(2015.2.21)
jastoldさんに一歩でも近づけたかな。
歴史の深い二上山
ひとつひとつの要素はハンパなく歴史を刻んでいます。
生駒山系と比べて狭いエリアに全てが詰まっています。
大津皇子の御陵は元より、六鹿寺跡の磨崖仏や十三重の石塔。
さらに城趾と古墳、ちゅーとハンパじゃないです。
鉄塔巡視路はエキサイティングで堪能できる
スカイラインで寸断される生駒山系と異なり、南北にガッツリ縦走できます。
東西に伸びる支尾根を乗り越すので、上り下りが激しいのは生駒山系と同じ。
巡視路歩きでも歴史の深さを感じてしまいました。
生駒山系で悩まされるヤブ漕ぎはありません。
ルート次第では、ヤブ漕ぎ可能だそうです。
そんなん、わざわざチョイスする必要はないけど。
久々に自分撮りしてもたつく
自撮りなんて、めったにしないんですがね。
簡易一脚セットを忘れました。
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—–
マイナールートで他のハイカーと出会えるのが二上山。
生駒山系の巡視路歩きで人と出会うことは皆無です。
アタフタ自撮りしてるとjastoldさんに遭遇。
二上山の主、ヤマレコの大先輩でした。
二上山 鉄塔巡り 転倒2メートル落下-鉄塔131で終了 [山行記録] – jastoldさんのヤマレコ
お礼に撮影返しをさせて頂きました。
銀峰はどこ?
烏岳以外にもいくつかの小ピークに山名がありました。
ろくわたりの勾配のキツイ斜面を登ると
ここも一応ピークでした。
問題の銀峰です。
地理院地図でP396の地点が銀峰とされる場所だと理解していました。
昔の「山と高原地図」(昭文社)でこの場所に表記されてたらしい。
二上山では新参者ですから、地理院地図の情報が全て。
経験や勘は皆無です。
探し回りました。
ヤブにも突っ込んでみましたが。。。
プレートどころか標点もない。
鬱蒼とした場所でした。
諦めてピークを北へ降り、鞍部を登り返す。
銀峰のプレートがありました。
ホントにここでいいのか。
念のためExif情報を晒しますね。
[メーカー]
FUJIFILM
[カメラ]
FinePix XP70
[撮影日付]
2015/02/21 14:52:19
[緯度]
N 34゚31’51.1″
[経度]
E135゚40’29.4″
[標高]
368.00m
[測地系]
WGS84
[露光時間]
1/160秒
[F値]
F3.9
[ISO感度]
100
[シャッター速度]
1/160秒
[絞り値]
F3.9
[対象物明るさ]
6.6APEX
[レンズ焦点距離]
5.0mm
—–
登ってこられたハイカーの方にお尋ねしました。
「かなり前から、ここにプレートがある」とのお返事。
ここがP396で無いことを告げると怪訝そうな様子。
やはり銀峰の標高は396mとの認識だったようです。
白銀峰を見下ろせる場所で休憩していると、
お二人のハイカーが通りかかりました。
挨拶がてら、銀峰の場所を確認してみました。
やはり銀峰はP396という認識だったようです。
この方に手製の地図を見せていただきました。
P396にしっかり「銀峰」と表記されています。
ヤマレコでもP396を銀峰としている記録が散見されます。
自分も現地で確認するまでP396が銀峰と思っていました。
プレートの位置と標点(P396)の位置、どちらが銀峰なのか。
結論を出すには、資料の収集が必要だと痛感しています。
次のプランを練ってみる
泉南東大阪線123号の訪問が中途ハンパに残りました。
御坊幹線230号の裏手から伸びる尾根道も気になる。
上池の南側からの丁石の古道と雄岳の北尾根。
意外にバリェーションが豊富で飽きませんね。
jastoldさんのレコを拝見すると、洞窟探検もできるらしい。
二上覗きの大岩へ行けば、面白いスポットが見つかりそうです。
次の週末は、菅笠日記の旅「畑屋越」にトライ。
予定は未定の3月にプランしましょう。
では、また。
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Comment
銀峰
私の手元にある昭和62年版 山と高原地図52 葛城高原・二上山(昭文社)調査・執筆 仲西政一郎
によれば、標高396 に 指示点が示され銀峰と記載されています。
その後、仲西氏から執筆を託された根来春樹氏の地図でも、2002年まで396の指示点で銀峰と記載しています。
それ以降の上横手氏の地図では二上山エリアが5万分の一に変わり、記載スペースがなくなったせいか?指示点:銀峰は記載されていません。
今月、友人に読図指導をしながら雄岳から、p396を通過し、下の小ピークに来たところ『銀峰』の看板を確認しました。
この地点から、下りを取ると登山道は間もなく右カーブしてゆきますから、高度計や、GPSがなくとも山名札の位置が国土地理院の標高396でないことは誰にも自明です。
以下はの一文は伝聞です。
二上山に詳しい方が、その山名札を正しい位置に付け替えてあげても、また元の位置にもどってしまうのだそうです。
山名札を付けられた方が、頑なに信じておられるのか、札が戻ってしまうという怪奇現象なのか、定かではありません。(冗談です)
前者なら、『信じる者は救われる』であっても、あれを見せられる登山者は『救われません』ね。
わかっている人は、P396での誤情報が、多分、即遭難につながらないだろうという期待で、その方がかかわらなくなる時期を気長に待っているのかもしれません。
このようにまだ、一般人の困ったさんならまだ影響が少ないのですが、近年の昭文社地図の方が・・・・
節穴さん、コメントで貴重な情報ありがとうございました。
銀峰には複雑な事情が絡んでいるようですね。最近、二上山エリアから遠ざかっておりまして、現状についてはよく知りませんが、「銀峰」プレートの標高をマジックで書き換えてあったように思います。(396→369)
たしかに、名前を付す場所としては現在の場所が相応しいでしょう。誤った標高を放置するから混乱を招いているのではないでしょうか。現在のP396付近はピークとは言えない状態ですし。。。
いずれにしましても、二上山エリアは、ボランティアの皆様のご努力で、ハイキング道以外のルートが整備されていて楽しいです。いつも、感謝しております。今年の3月に雄岳中尾根を登ろうと、行場付近でウロウロしていると、「銀峰までのルートを作りに行く」と言う方にお会いしました。是非、このルートを歩いてみたいと思いながら月日が経ち、このコメントでそのことを思い出した次第です。
重ね重ねお礼申し上げます。また、コメントの承認が遅れましたこと深くお詫び申し上げます。ありがとうございました。